050-3138-4664
受付時間:
平日10:00~19:00

養育費はいつまで支払ってもらえる?

  1. MYパートナーズ法律事務所 >
  2. 離婚問題に関する記事一覧 >
  3. 養育費はいつまで支払ってもらえる?

養育費はいつまで支払ってもらえる?

養育費は、お子さまの生活費や学費などに必要となる費用のことをいいます。
養育費を支払うことは、親としての責任を果たすことでもあり、義務でもあります。また、養育費をもらうことは子どもにとっての正当な権利です。
生活費や学費は、必ずかかるものである一方で、家計の中では大きな負担となるものです。
このような養育費について、支払ってもらう側は、いつまで払ってもらうことができるのかは非常に大事な点であると思います。
そこで、ここでは、養育費をいつまで払ってもらうことができるのかについて説明していきます。

●養育費の支払い方法について
まず、養育費の支払い方法としては、2パターン考えられます。
1つは毎月、一定額を支払う方法、もう1つは全額を一括で支払う方法です。
基本的な支払い方法としては、月々の定期払いとなります。全額を一括払いする方法が採られない理由としては、全額の支払いは、支払う側に相当の資力がないと不可能であることが挙げられます。また、毎月にかかる生活費や、継続して必要となる学費に充てるという養育費の性格も理由の1つとして考えられます。

●養育費はいつまで支払ってもらえるのか
養育費の支払い期間は、子どもが「未成熟子」にあたる期間とされています。
「未成熟子」とは、経済的に自立しておらず、生活していくにあたり経済的援助を要する状態の子どものことをいいます。
一般に、未成年の時期と重なります。しかし、成人していても、病気や障害などの理由から経済的援助が必要であったり、大学などに進学していたりする場合には、「未成熟子」に当てはまります。
逆に、未成年であっても、就職していて収入を得ており、経済的に自立している場合には、「未成熟子」には当てはまりません。
したがって、基本的には成人するタイミング(20歳)を目安にして、養育費支払いの終期を決定します。
また、子どもが大学に進学するなどが決定している場合には、養育費を支払う側と受け取る側、双方の合意の下で、「大学卒業時」を支払い終期とすることも実務上は行われています。
以上をまとめると、養育費を支払ってもらえる時期は、子どもが教育機関を卒業したり、就職したりする時期に合わせて、短縮や延長をすることができます。

MYパートナーズ法律事務所では、離婚問題についてのご相談を承っております。お困りの際は、お気軽に当事務所までご連絡ください。

MYパートナーズ法律事務所が提供する基礎知識

  • 財産分与として請求できる割合の相場は?

    財産分与として請求でき...

    協議離婚の場合、財産をどう分けるかは夫婦の自由であり、夫婦の話し合いで決めることになります。一方、調停...

  • 財産分与の具体的な方法

    財産分与の具体的な方法

    財産分与を行うときには、まず、結婚後に作った夫婦の共有財産をすべてリストアップします。結婚生活を始めた...

  • 相続放棄

    相続放棄

    相続人は絶対に相続を承認して故人の権利義務を承継しなければいけないわけではなく、相続を放棄することもで...

  • 親権が争点になる場合の調停の流れ

    親権が争点になる場合の...

    ■調停の申立て 親権を調停で争う場合、家庭裁判所への申立てを行います。申立てが受理されたら、最初の調停...

  • 遺産分割協議はいつまでに行うべき?遅らせるデメリットは?

    遺産分割協議はいつまで...

    両親や配偶者といった者が亡くなった際、相続する財産等を決める遺産分割協議を行うことがあります。 ...

  • 婚姻費用分担請求

    婚姻費用分担請求

    婚姻費用とは、夫婦の生活費や養育費など婚姻生活を維持するために必要な費用のことをいいます。 夫婦が稼...

  • 遺産相続争いが起こる要因とは

    遺産相続争いが起こる要因とは

    ■ 遺産相続におけるトラブルの要因 人が死亡すれば当然、その者の財産がごく僅かであっても莫大なものであ...

  • 離婚時の年金分割とは?手続き方法や必要書類も併せて解説

    離婚時の年金分割とは?...

    配偶者の収入に依存して生計を立てている場合、離婚をすると経済面において心配という方は多いです。 ...

  • 住宅ローン

    住宅ローン

    婚姻期間中に築いた自宅や預貯金などの財産がある場合、離婚するまでに夫婦間で財産分与を話し合っておく必要...

ページトップへ